黒猫は今宵壱等星の夢を見る⑳

【二十章】 「……随分と、好き勝手してくれたじゃねえか」 元よりドスを利かせた声を出したつもりではあったけれど、想像以上に低い声が出て、内心感動したのは秘密だ。 その日、黒猫は王都の中でも最下層が蔓延る街を訪れていた。ど … 続きを読む 黒猫は今宵壱等星の夢を見る⑳

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