黒猫は今宵壱等星の夢を見る⑥

【六章】 「……一虎が行くって言ったとき止めればよかったな」「は?」 場地は、ぽつりと吐き出された万次郎の言葉に思わず気の抜けた声を出してしまった。それから意味を理解して、彼の肩をそっと叩く。 親友が重体となって病院に運 … 続きを読む 黒猫は今宵壱等星の夢を見る⑥

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